抗がん剤の限界と新しい展望

2013/06/23

まず、全ての癌にはその親分に当たる癌幹細胞があります。

癌幹細胞は、全く自分とおなじ癌幹細胞のコピー(仮に癌細胞A)と自分(癌幹細胞)が生存成長するのをサポートする細胞(癌細胞B)に分裂増殖します。
つまり、癌の病巣は、女王蜂としての癌幹細胞(癌細胞A)と働き蜂としての癌細胞Bの共同体なのです。

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癌細胞Bは抗がん剤や放射線などの治療によって効果的に死滅されるのですが、癌細胞A(癌幹細胞)は、CD44V遺伝子を持っているために、これらの治療に対して抵抗性を示し、死滅することはありません。

つまり、従来の抗がん剤や放射線治療は、癌幹細胞(癌細胞A)がターゲットになっているのではなく、癌細胞Bが主なターゲットになっていたのです。
そのために、一時的に腫瘍が退縮して治療に向かっているように見えてもやがて、再発してしまうのです。

癌幹細胞そのものをターゲットにした治療法はいまだに確立されてはおりません。

現在のところ、癌幹細胞をターゲットにした治療法(CD44V遺伝子の破壊)、または癌幹細胞と、それをサポートする細胞との連絡を遮断する治療法が研究されているところです。

そこで、そもそも何故癌になってしまったかのおおもとに帰って考えてみる必要があると思います。
治療法も大切ですが、癌という結果を引きつけてしまった原因にも、もっと真剣に向き合ってみる必要があります。
癌という種が発芽して定着してしまうような畑に自分の体がなっていたということに気がついてほしいのです。

癌が発芽して定着するのに好ましい体質を作ってしまう原因として、食事をはじめとした生活習慣。重金属をはじめとした有害物質の体内蓄積。バクテリアなど の長期にわたる感染。精神的なストレス。

電磁波、水脈等の生活環境や飲み水、さらには愚痴や悪口などの悪想念、霊的な問題なども今後は検討されるようにな るのではないでしょうか。