自然療法、代替療法の実際

2013/06/24

当院では様々な代替療法、自然療法を実践しています。
その一番の動機は、とにかく動物たちに苦痛を伴わない治療を行うためです。本来あるべき治癒の邪魔をせずサポートするため。 自分が同じ状況になっても選択する治療を行うためです。
たとえ、病に斃れるとしても、少なくとも苦しみが最少で後悔のない幸せな気持ちで最後を自宅で迎えられるような治療を行うためです。

このところ、ホメオパシーが叩かれていますが、そうでなくとも雑誌や医学情報誌などを見れば常に何かしらの自然療法が危険であると叩かれています。
例えば自然療法Aで効果をあげている先生は自然療法Bの欠点をあげてAの方がよいという記事を書き、また自然療法Bで効果をあげている方は自然療法A、Cのこれまた欠点をあげてBがよいのだといった具合です。
皆さんが手にする雑誌にはこのような情報が溢れています。
読んだ皆さんはその時目に付いた情報に振り回されてしまいます。

そこで、皆さんにぜひ知っておいてもらいたい事実があります。
それは、誰にでも安全で同じ効果が出るような治療法などないということです。

どの治療法にも長所と短所があり、また個人のおかれた状況と体質も違います。
一番大切なことはその治療法が患者さんにあっているかどうかということです。
各治療法の短所を問題にすることにはたいした意味はありません。あらゆる治療に短所はあるのですから。

その治療法の持つ長所をいかに患者さんの状態に合わせるかということが重要なのです。
その治療法の持つ長所を体が欲している場合には短所を駆逐するのです。
そこを見極めるのが私たちの使命です。

メディアの情報では、短所を糾弾し、己の認める治療法の長所だけを強調します。 このような情報に振り回されてはいけません。 本当に大切なのは、各治療法のもつ長所の面を患者さんが必要としているかどうかを見極めることと、その長所をどう生かすかということです。

オーダーメイドな治療です。
当院で行っているのはまさにオーダーメイド療法(個別療法)です。
この治療法でなければだめということではなくて、どうすればいちばんよいかを一緒に考えていきましょう。